ガンの診断から外科的治療までの一連の流れ(おまけ)
前回までの記事のおまけです。
- 術前化学療法
手術根治性を高めたり、手術適応外の浸潤を手術適応範囲まで縮小させるために行います。食道ガン、直腸ガン、進行胃ガンで主に行います。しかし、強い副作用が出て中止することもあります。
化学療法に対する評価はCR(完全効奏)、PR(部分効奏)、SD(安定)、PD(進行)のように分かれます。
- 術後化学療法
根治的切除を行って病理的にも残存腫瘍がない場合でも、進行ガンであれば再発することがあります。それを抑制する、もしくは遅らせるために行います。(再発と術後療法については本当に効果がある人は少数かも、という論文もあるそうで・・・。術後治療をしてもしなくても結果が変わらない人は一定数いるようです。感受性を調べるなど、オーダーメイド治療が必要なんかな・・・)