ぬーみんの日記

某大医大生の短期留学と膝のリハビリと医学メモ

みんなが救命の主役

院内コード・ブルー

コードブルーとは?・・・患者さんの急変に対して医療従事者を集めるための院内号令。

 

ところで

 

急変って何?

患者さんの変化?

状態の変化?

何が変わるのか?

当たり前過ぎて考えたことがなかった・・

 

急変とは?

急変 = 患者さんのABC+意識の変化

  • A:軌道。息をするとゼイゼイしてる
  • B:呼吸。息をしていない
  • C:循環。顔が真っ青
  • 意識:意識の変化。急に倒れた、時人場所がわからなくなった

これは必ず覚える

 

急変患者を見つけたら?

  • 自身がないけどなんか変な患者がいる:コードブルーで人を集める
  • 意識がない:迷わず胸骨圧迫

   ↓

  • 集まった人になぜ呼んだか、など的確な情報を伝える

   ↓

  • 結果軽症だったとしても気にしない。それはただの結果論。

 

なぜみんなが救命の主役なのか?

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1405796

院外心停止に対する早期心肺蘇生、というスウェーデンの論文では

  • 早期 CPR と生存率とのあいだの正の相関がみられた(補正後オッズ比2.15)
  • 倒れてから CPR 開始までの時間と 30 日生存率とのあいだにも関連がみられた

つまり、人が倒れたら1秒でも早く助けを呼んで1秒でも早くCPRをすることが生存につながる。

 

これは医療関係者はもちろん、市民も果たすべき役割である。