病棟で落ちていた針
今日の研修医オリエンテーションの写真。
なんと清掃の人が発見した病棟に落ちていた針だそうです。中には清掃の人が何かわからないまま拾ってしまって針刺し事故を起こした例もあります。
これらの針の中で注目すべきは次の2つです。
1.自己血糖測定器の針
2.自己インスリン注射の針
この2つの器具の問題点は①小さすぎること、②安全装置がついていないことです。
①について。糖尿病患者の特性は網膜病変(目が悪い)ことや末梢神経障害(手がしびれている)があることです。
目が悪くて手先がしびれているのにこんな小さな部品を取付部位に持っていって、回して、セットして適切に使うということは難しいと思われます。ましてや床に落としてしまったら見つけることはとてもできないでしょう。
②について。看護師さんが使用する針は次の2つです。
なんとどちらにも安全装置がついています。