言葉遊び、墜落と転落の違い
しばらくぶりです、ぬーみんです。
実習が復活してネタがいっぱい集まっているので放出しなければ
さて、今日は言葉の上げ足とりみたいなお話ですが。
みなさん、「墜落」と「転落」の違いって知ってますか?
どちらも医学用語として正しい?
どちらかだけが正しい?
意味が違う?
時代によって変わってきた?
そんなもん、どっちでもええやんって感じですね。でも医学は言葉の使い分けにうるさいので違いを知っておく必要があります。
答えはどちらも医学用語として正しいが意味が違う、でした。
転落のイメージは
階段から「転げ落ちる」感じです。
一方墜落のイメージは
いわゆる「落ちる」感じです。
2つの違いは・・落下中に他の物体に接触しているか、直接地面に落ちていくかの違いだそうです。
階段から落ちる場合はほぼ間違いなく「転落」ですが、ほかにもビルの3階からベランダに引っかかって落ちた、木にひっかかって落ちた場合も「転落」です。
逆に橋から真っ逆さまに落ちた、ビルから飛び降りて地面に激突した場合は「墜落」になります。
なぜこの二つが区別されるかというと、重症度とそれにともなう予後が変わるからです。
どちらのケースののほうが人体により大きなエネルギーがかかるか、と考えれば当然墜落のほうが高エネルギー外傷になります。転落は地面以外の場所と接触することによってエネルギーが分散されやすいため一度に大きなエネルギーがかかりにくいのです。
転落ならビルの13階からでも最終的には歩いて退院できた人もいるけれど、建物の3階から墜落しただけでも十分に死ぬ可能性があるとのことです。
重力の力、すげー(小並感)
以上、医学の言葉遊びでした。