ぬーみんの日記

某大医大生の短期留学と膝のリハビリと医学メモ

手術日(左膝前十字靭帯再建、半月板縫合術)

こんにちは、ついに手術日になりました(って時のことを書きます)。

 

2017/10/31

真夜中 手術が怖すぎて病んでる、眠れない。かと思いきや前日にほとんど寝ていなかったので意外とすぐに眠る

 

6時 起床。今までになく清々しい気持ちで目覚める。

 

7時 絶食なので朝ごはんは無し。飲水はOKなので紅茶を飲む。

 

8時 担当の看護師さんが同級生のバドミントン仲間のR君だと知ってうれしくなる。(とってもかわいい系男子)

 

10時 飲水停止。下着をとって術着に着替えて弾性ストッキングを装着。静脈ルートを取られる。R君が一番取りやすい血管で失敗して潰してしまったせいでR君が2発、ベテラン看護師さんが1発、副師長さん1発失敗。20Gの針は難しいらしい・・・。結局5年目の体育会イケイケの先生が取ってくれた(医者すげーーー、こんなんになれるのかな・・・)。ちなみにその先生はぬーみんと同じ某大出身で学祭委員長を務めたらしい。しばし先生と雑談(整形外科に勧誘される)

 

12時 親来る。ご飯はない。

 

14時 呼ばれる。(不安Max)

 

14:15 手術室到着。かたくなに敬語で接するR君にタメ語でええんちゃう?って聞いたら「いやいや患者様やから・・」だと。オペ看さん2人に連れられ中へ。麻酔科カンファ室の前で麻酔科実習中の友達4人とばったり遭遇!!周りのスタッフが全員びっくりするレベルの激励を受けてOP室14へ入室。

 

14:20 フルネーム、手術部位を確認されてベッドへ。心電図をつけるとめちゃくちゃ頻脈だった。で、いきなり麻酔+酸素の気体を吸うことに。全く覚悟できていなかったのといきなり頭が重くなってきたので一気に怖くなりました。涙を流しながら、看護師さんに手を握ってもらいながら、心拍数が150超えるのを聞きながら、麻酔の先生に「お願いします」って何回か言いながら深い闇の中へ。

ほんとにストーーーンって感じで不快感もなく一気に意識がなくなりました、たぶん。

以下聞いた話

 

14:30 OPスタート

 

18:00? OP終了、回復室へ。1週間前にトラブったせいで予想通り半月板が粉砕してたらしく、縫合に難渋したとか。でも切除されなくて本当に良かったです(痛い)。ここはまだ覚えていないです。

 

18:10 意識が半分ぐらい戻ってせん妄のような興奮状態に。うっすらと覚えている頃です。「今起きた!(頭だけムクッと起こす)」「実はポリクリの夢見てたんですよー」「夢も見れていい感じの麻酔でしたねー」とか言ってた気がします。意味不明。ちなみに夢の内容は外科実習が終わってOP室から出た夢でした。たぶん意識が戻りかけの時の風景なんでしょうね。

 

18:30 親来る。このあたりで意識が完全に戻る。外側後部が痛すぎて痛すぎて頭だけ暴れる、髪がぼっさぼさになる。回復室にもう一人いてるのもはばからず「いたいよーいたいよー」ってうなり続ける。あまりの痛さに筋中の痛み止めを打ってもらう。痛みが治まってきてうとうとし始める。

 

19:00 親が帰ってしばらくして彼氏が来てくれる。「ようがんばったね」って言ってくれた。なんもがんばってないけどな。痛み止めのせいでうとうとしていたので受け答えは曖昧。(痛みは治まって痺れが強くなる)

 

21:00 飲水開始。足の痛みを感じないほどの痺れが襲ってくる。ターニケットで足を縛っている時間が長かった、つまり虚血時間が人より長かったので痺れが強くなるかもねって言われました。

 

そのあとは痺れが幸いして痛みを感じなかったのか、思ったよりはよく眠れました。

夏前までにさんざん手術を見てきた時は日常のルーティンという医療スタッフの目でしか見ることができていなかったって今更ながら気づかされました。手術は患者さんにとっては一世一代の大イベントなんですよ、ほんとに!

今日ほど手術室を怖いと思ったことはなかったです。

 

さて、手術当日は想定外に何も起こらなかったのですが・・・勝負は日付をまたいだころから始まるのでした。