肺区域の覚え方
こんにちは、昼ご飯をぬいて検査室でぶっ倒れそうになったぬーみんです。
最近太らないために炭水化物を減量したりそもそもご飯の量をへらしていたんですが、ついに迷走神経反射か低血糖かでやってしまいました。倒れそうになったの、これで何回目なんやろ・・・気をつけよ・・・
これで検査室2回、病理標本整理1回、手術1回しんどくなったことになりますね・・
さて、今日は肺区域についてです。これがなかなか覚えられないんですよね。CBTで丸暗記したのに全部忘れました。
〈右肺〉
- 上葉(上)・・・S¹、S²、S³
- 中葉(下・前)・・・S⁴、S⁵
- 下葉(下・後)・・・S⁶、S⁷、S⁸、S⁹、S¹⁰
〈左肺〉
- 上葉(上・前)・・・S¹⁺²、S³、S⁴、S⁵ (4と5は舌区と呼ばれる)
- 下葉(下・後)・・・S⁶、S⁸、S⁹、S¹⁰
まず覚えるポイントは
- 基本2・3・5で分かれる。
- 左肺は1と2がくっついている。
- 左側に心臓がある分左肺は小さい。左にはS⁷がない。
- 左肺には中葉がない。かわりに上葉に舌区という部分がある。
次に区域の覚え方です。
ブロンコ体操というものがあるらしいですね。私はまだ覚えていませんが。
実は区域の番号付けには一定の基準があります。
「上→中(舌)→下、上から下、後ろから前、外側から内側」
これを1つ知っておけば覚えやすくなるのではないでしょうか。
「丸暗記しない、1つの法則から考える」っていう某MTM先生の声が聞こえてきそうですね。
聴診するときにもだいたいどのあたりが何の区域かわかるとカルテも書きやすくなります。次のサイトは超絶優秀な研修医の先生が教えてくれたサイトです。
「胸側は上から1・3・5、背中側は上から2・6・10」って覚えると使いやすいんじゃないですかねー
先生にはついでに気管分岐についても教えてもらったんですがややこいので今日は割愛します。
最後に今日見学した気管支鏡検査についてザックリ!
〈目的〉
肺または気管支など呼吸器の病気を正確に診断するために、口または鼻からのどを通して気管支鏡(気管支ファイバースコープ)を気管や気管支の中に挿入して内腔を観察したり、組織や細胞、分泌物などの検体を採取する検査
〈適用〉
- 血痰
- 持続する原因不明の咳嗽
- 胸部レントゲン写真やCT写真で肺に異常陰影がみられ、肺癌や感染症、炎症などが疑われる
- 喀痰検査で癌細胞を疑う所見がみられる
- その他、肺、気管支の原因不明の異常。
〈副作用〉
めっちゃ簡単にいえば、ガンっぽかったり原因不明の症状があるときに気管支を観察して、ついでにサンプルもとってこようっていう検査ですね。
かなり患者さんに負担のかかる検査なので原則1回ですべて観察してサンプルを取りきる必要があります。