バドミントン医学生ぬーみんの、目指せ復帰な日々

某大学の医大生が残り僅かのモラトリアムを楽しもうとした矢先の大けがを克服していくブログ(予定)

急性心不全分類、Forrester分類

こんにちは、最後から2番目の夏休みがケガで消えるのをくっそーーーーって嘆いているぬーみんです。

今回は久々に医学ネタ、フォレスター分類をまとめようと思います。

 

フォレスター分類は急性心不全の患者に対して、スワンガンツカテーテルによって得られた数値で分類して重症度を評価する指標です。重症度評価は後の治療方針に影響します。

 

numin-yumin.hatenablog.com

 

以前にも書いた通りスワンガンツカテーテルで測定できる項目は

  1. 心内圧の測定
  2. 心拍出量(CO)の測定
  3. 酸素飽和度の測定

です。

 

f:id:numin-yumin:20170904210935p:plain

出典:http://med-infom.com/?p=974

 

 forestter分類で基準となる数値は

  • 心係数(CI) = 心拍出量(CO) ÷ 体表面積・・・末梢循環の指標
  • 肺動脈楔入圧(PCWP) = 左房圧・・・肺うっ血の指標

 つまりCIが低いほど末梢まで血が行き届いておらず、PCWPが高いほど左心不全症状の肺うっ血が強い、ということを意味します。

 

で、CIは熱希釈法によるCO測定から、PCWPは心内圧測定の機能で知ることができます。

 

  • Ⅰ群は正常。安静・経過観察。
  • Ⅱ群は肺うっ血なので水分を抜くか、体循環に血液を逃がさないといけません。利尿薬、血管拡張薬の投与・経過観察

  • Ⅲ群は末梢循環不全なので循環血漿量、つまり血管内の水分を増やさないといけません。輸液が有効。強心薬も使用される。(入れて叩く作戦)
  • Ⅳ群は循環が破綻しています(心原性ショック)。心臓を無理やり動かしたり拍出の補助をしなければいけません。強心剤の投与・大動脈内バルーンパンピング(IABP)・経皮的心肺補助(PCPS)

 このように全く治療が異なっています。状態を評価して適切に治療を選択することが救命につながります。