バドミントン医学生ぬーみんの、目指せ復帰な日々

某大学の医大生が残り僅かのモラトリアムを楽しもうとした矢先の大けがを克服していくブログ(予定)

SvO₂からわかること

どーも、散歩に出してくれない犬の気分を感じてるぬーみんです。

今日は気晴らしに映画を見に行くことになりました。お優しい母上が買い物のついでに車で送ってくれました。見た映画は・・・・銀魂!!

原作はもともと好きでどこまで忠実に再現してくれるのか楽しみにしていましたが、忠実さの中にもまた実写の別の良さがあったのではないでしょうか。アニメ実写としては傑作ではないかと思います。赤い彗星の某キャラとか青き衣の某キャラが出てきたのは吹き出しました。パクりすぎやろ(笑)(笑)

 

 

さて、今日はSvO₂(混合静脈血酸素飽和度)についてです。

SvO₂を測定するにはスワンガンツカテーテルを用います。このスワンガンツカテーテルは静脈から穿刺するため侵襲度が低く、多くの情報を得ることができる点で重宝されています。

検査項目
  1. 心内圧の測定
  2. 心拍出量(CO)の測定
  3. 酸素飽和度の測定
 
検査目的
  • 心不全や短絡疾患が疑われる患者さんに対し、心機能異常の詳細な把握(何処でどんな異常が起こっているのか)をするために行われる。

検査項目の1,2は急性心不全の重症度分類のForester分類を知るために行われます。一方3はシャントや酸素需給バランスを知るのに便利な数値です。SvO₂は3の項目を利用して測定します。

出典: http://med-infom.com/?p=937

 

SvO₂の目的を一言で表すと酸素の需給バランスの指標、ということです。

集中治療の領域ではCO(心拍出量)を重視しており、十分ではないと判断されればカテコラミンなど強心薬を投与して循環を保つようにしています。しかしただCOを上げればいいということでもありません。強心薬の過量投与の原因で、心仕事量が増加し、心臓虚血、心筋梗塞が増加し、術後心不全の原因になりかねないという指摘もあるそうです。

需要と供給のバランスを評価することは強心薬の適正使用を促し、術後のトラブルを減らすことにつながります。

出典:https://ameblo.jp/anestheman/entry-11043603115.html

 

SvO₂ = SaO₂ - VO₂/(1.34×Hb×CO)

で表されることから、SvO₂の決定因子は

  • SaO₂: 動脈血酸素飽和度 (正常であればSpO₂で判断できる)
  • VO₂: 酸素消費量
  • Hb: ヘモグロビン濃度
  • CO: 心拍出量

の4つです。正常であればSvO₂は全身の酸素消費量と酸素供給量の比が関係していることがわかります。

もし異常があれば

  • 肺(酸素供給)
  • 心臓・ヘモグロビン(運搬機能)
  • 細胞組織(酸素需要)

のいずれかに異常があるということです。

出典:http://drmagician.exblog.jp/16649606/

 

 

集中治療の領域ではSvO₂の低下はCOの低下を意味するようです。ただ、循環がそこそこ安定しているのに低下する場合には貧血や発熱が考えられます。

一方低体温による代謝低下や敗血症、アナフィラキシーのような血流分布異常ではSvO₂は上昇します。また心内シャントや全身シャントでも上昇します。